ヘナ専門美容師になったストーリーとは

はじめましてORGANIC HAIR bokett (ぼけっと)の日野原 恵です。ここ、地元岡山にUターン移住し2023年4月 瀬戸内市牛窓にてヘナ専門美容室を開店いたします。

私のことを知っていただきたいので、少しお話しさせてください。

私は、幼少期から、お人形の髪を切ったり触ったりすることが好きで、三つ編みはどうやってやるか独学で考えてずっとやっているような少し変わった子でした。中学生の頃から、美容師になりたいと思っていました。高校時代にはカットの仕方も知らないのに、友達の髪をカットしていました。今考えると恐ろしいですよね・・・笑

順調に進学し、無事に専門学校卒業。美容師免許も取得し、念願の美容師になりました。

美容師なった事が嬉しくて毎日働くことが楽しくて仕方ありませんでした。

就職後は、美容師免許があるといっても、まだカット技術はありませんでしたのでアシスタントとして毎日何人ものお客様のシャンプーをこなし、雑用をする日々でした。。元々、アトピー性皮膚炎の症状があり肌は弱かったので、薬剤やシャンプー剤に触れることが多い日々でみるみるうちに手荒れがひどくなっていきました。

常に手は荒れている状態で、ひどい時は肘や首の辺りまでかぶれていることもありひどいありさまでした。

ステロイドの塗り薬を毎日せっせと塗っていましたが、残念ながら良くなることはなく…傷み、かゆみで寝れない日もありあの頃は大変苦労しました。

慢性的な手荒れのせいで、お客様のカラーやシャンプーをするときには必ずゴム手袋をし、できるだけ薬剤が直接自分の肌に触れないように注意していました。 

そんな、自分が直接触りたくないものをお客様の頭皮にペタペタと塗っていることが申し訳なく思ってきたんですよね。その時、私は「こんな気持ちのままでいいのだろうか?」とおもってしまったのです。

それを機に、多角的に美容の勉強をするようになりました。

内面的にケアする美容や、自分が口にする食べ物が身体に大きく影響している事。

さらには環境問題にも、目を向けるようになっていました。

美容室ではケミカル成分を多く用い、その過程で洗ったり流したりすることで地球にも負担をかけることになります。人の美しさを追求するほど、環境にも負担をかけていたなんて考えもしませんでした。

「本当の美しさとはなんだろう?」と考えさせられました。

本当の美しさとは環境へも配慮し、心も穏やかであり、内面からも優しさが滲み出る事。

そして、飾った美しさより、もって生まれた素材こそが本質的な美しさなのではないかと今は感じています。

今、美容師のわたしに出来ることは髪にも環境にも負担なく髪をケアできるようにする方法を提供すること。

そして、薬品を使わずとも髪を美しく健やかに整える事を多くの方に伝える事。

忙しい現代社会において、癒しの場所の提供をすることが欠かせないと感じています。

それを叶える事ができるのが、植物でありヘナやハーブでのお手入れだったのです。

今ある美しさを最大限に活かし、自分のライフスタイルや年齢にあった髪のお手入れを無理なく楽しむことにとても魅力を感じます。

あなたの今の気持ちに寄り添い、共有し一緒にヘアスタイルを創っていきたいと思っています。

そして、出会いを大切にし、親しみやすくそっと寄り添える美容師であり続けるよう活動してまいります。

ORGANIC HAIR bokett

岡山県のオーガニックヘアサロン 牛窓 / ヘナ専門美容室 化学薬品を使わず、ヘナ、インディゴなどの天然ハーブを使用し施術するオーガニックヘアサロンです。

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